三層ダンボール トライウォール・パック

二層ダンボール バイウォール・パック

トライウォール・パックは、世界でいちばん厳しい規格といわれた米国連邦規格PPP-B-640d に適合、その高い品質は世界中で認められてきました。またバイウォール・パックも重量物梱包材として世界中で幅広く使用されています。

 

トライウォールの圧縮強度は最大3400kgで、12㎜の合板と同じくらい強い。重量は木の1/3。梱包材に使うことで、物流費用の削減ができます。

耐水性があり、含水量が少ないため、湿気やサビから商品を守ることができます。水で強度が低下しても、60%以上の強度を維持し、その後乾燥すると元の強度に戻る性質を持っています。

水分含有率は8%~9%と低く(木箱は20%以上)、pHもほぼ中性なので、 防錆性に優れています

 

トライウォールが段ボールなのに強くて耐水性がある理由

トライウォールは2層または3層で厚さが10~15mmあります。外側の紙もバージンパルプでできた厚さ1mm以上の紙を使っています。

普通の段ボールでは、水に濡らすと繊維どうしの絡み合いが解け、更に繊維同士がお互いに引っ張り合う水素結合の間に水が入り水素結合が壊れて紙は弱くなります。

しかし使われているパルプ繊維の長さが長いほど繊維の絡み合いや水素結合が多くなり強い紙になります。トライウォールのバージンパルプの平均の繊維長さは3.4cmで、日本産の上級クラフトライナーのパルプの長さの8~9倍あります。

 

3層のトライウォール、2層のバイウォール

3層のトライウォール、2層のバイウォール、その他求める強度や用途によって様々な種類の材料を用意しています。

厚さ1㎜程度のバージンクラフトを使って、3層(厚さ15㎜)のものをトライウォール、2層(厚さ10㎜)のものをバイウォールと呼んでいます。

強度がそれほど必要でない梱包や梱包資材では、より薄いバージンクラフトの2層や3層の材料、リサイクル材でも十分なところではリサイクル材を使うなど、用途によって様々な使い分けをしています。これにより梱包費を抑えることができます。